【教えて盲腸!】-盲腸の症状や痛み、手術や入院などについて解説

サイトマップ
教えて盲腸!

盲腸ってなに?



盲腸の位置


盲腸の位置は体の右側です
「盲腸」とは大腸の一部で、場所(位置)としては右の下腹部付近に存在する器官です。

この盲腸から「虫垂」という細長いヒモのようなものがぶら下がっており、しばしばこの虫垂が炎症を起こして「虫垂炎」を引き起こしますが、一般的にこの「虫垂炎」のことを「盲腸」と呼ばれています。

つまり、「お腹が痛い!盲腸かも!?」

とよく言いますが、この場合正しくは「虫垂炎かも!?」が正解なわけです。

盲腸 (虫垂炎) 簡易データ

罹患率 約7%
好発年齢 10〜30代
男女比 3:2でやや男性に多いという報告もあるが、ほぼ男女差は無い
主な症状 右下腹部の痛み
初期症状として、心窩部(みぞおち)痛が出現することが多い
診断 CTや超音波検査で虫垂の炎症による肥大が確認できれば「虫垂炎」だとほぼ確定できますが、全ての症例で虫垂の肥大が確認できるわけではなく、虫垂炎に特有の症状というものも無いため、診断が困難な場合も少なくありません

腸閉塞や腹膜炎、食中毒などでも腹部の痛みを生じることがあるため、それらの病気・異常との鑑別が必要
治療法 抗生物質等の薬の投与 or 虫垂切除手術
ほとんどの検査・治療が保険の対象となるので、患者負担は通常3割
術後は数回、病院に通院することが必要
コラム 知っておくと役立つ(かもしれない)コラムです
不定期に追加していきます


「虫垂炎」が「盲腸」と呼ばれるようになったわけ

「虫垂炎」あくまでも虫垂の疾患であって、盲腸の疾患ではありません。

にも関わらずなぜ「盲腸」という呼び名が一般的に広まっているのかというと、昔まだ診断学が今ほど進んでいない時代、虫垂炎の人の開腹手術を行うとすでに壊死した虫垂が盲腸に張り付き、まるで盲腸の疾患のように見えてしまっていたことから、盲腸と呼ばれていたからです。

厳密には「虫垂炎」が正しいのですが、一般的には「盲腸」という用語のほうが広く広まっていますので、医師と会話をする際には「盲腸」という言い方でも全く問題ありません。


サイトご利用についての注意事項

当サイト上のいかなる情報も、利用者への資料提供を目的としたものであり、けっして医師の診断を代替するものではありません。

当サイトは利用者にとって有益な情報を正確に伝えるために万全を尽くしておりますが、特に医療・健康に関する情報は、全ての個人に一様に当てはまるわけではない個別性の高い情報が数多く含まれております。

したがいまして、当サイトの情報の利用並びにその情報に基づく判断においては、上記の特性および免責事項を十分理解した上で、また、現実的な利用においては、しかるべき資格を有する医師や薬剤師等に個別に相談するなど、皆様の責任において細心の注意を払って行って下さい。

当サイトは、当サイトのサービス提供の遅延・不履行・中止により、利用者及び第三者に直接的または間接的に生じた損害について、一切の責任を負いません。



Copyright (C) 2008 【教えて盲腸!】-盲腸の症状や痛み、手術や入院など All Rights Reserved.